フリーランスや個人事業主として働く上で、避けて通れないのが「税金」の問題です。税金の種類や納付期限を把握していないと延滞税が発生したり、最悪の場合、税務調査の対象になることも!
税金の種類が多くて分からない、納期や支払い先がバラバラでよく分からないという方のために、今回は個人事業主やフリーランスが納める主な税金についてご紹介していきます。
(2025年3月時点の情報です)
所得税
所得税は、1月1日から12月31日までの1年間に稼いだ所得に対して課せられる税金です。
これを自分で計算して国(税務署)に提出するのが「確定申告」です。一般的に確定申告のタイミングで納税を行います。納税期間は基本的に2月16日から3月15日(土日祝の場合は翌日が期限になります)
口座振替も可能でその場合は4月の下旬頃までが期限です。
住民税
住民税は、1月1日時点に自分が住んでいる都道府県&市区町村に支払う税金です。
所得に対して税率は原則一律10%。確定申告をすると市区町村に所得の情報がいき、その額を元に住民税額が決定し「通知」がきます。基本的に納付は4期に分けて納付を行います。だいたい6月くらいが1回目の納付期限になっています。自治体によって異なるので「納付書」を必ず確認して下さいね。
個人事業税
個人事業税は、一定の事業所得がある場合に課せられる税金です。利益が290万以下の方は免税されます。
対象となる業種によって5%〜3%の事業税が発生します。該当しない業種もあります(芸術、林業、農業、医療など)。自分の事業が対象なのかは「個人事業税○○県」で調べてみてくださいね。納付は原則8月、11月の年2回です。
消費税
消費税は、前々年度あるいは前年の1月から6月の売上が1000万円を超える個人事業主・フリーランスが支払う対象となります。また、適格請求書を発行するために、あえて免税事業者から課税事業主になることを選択した方も対象です。納付期限は毎年3月31日までです。口座振替することもできます。
その他
他にも自宅を仕事場にしていて「持ち家」の場合や事業に使う資産(建物、機械など)がある場合は「固定資産税」の課税対象となります。納付は基本的に年4回。
また、社会保険として「国民健康保険」「国民年金」など個人事業主は自分で納める必要があります。保険料は所得によって変わっていきます。市区町村によって異なりますので、調べてみてくださいね。
会社員だと、毎月の給料から天引きされたり、年末調整で変わりに会社行ってくれていた「税金」のこと。個人事業主やフリーランスは全て自分で行わなくて大変ですよね。大切なことなのに、特例や控除などもありよく分からない!という方は、税理士さんに相談したり、国や自治体などちゃんとしたところの情報をチェックしてみてくださいね。
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